ネットワークを設定しよう!!

CentOS6 は複数の NIC の利用が可能で、更にそれぞれのNICに複数の ノード を設定することが可能です。
ただ、例えば ドメイン名 や FQDN のように、 それぞれのノードに依存しない設定、つまり 「全体をとりまとめた共通設定」 を行う必要があります。

その設定は、
“/etc/sysconfig/network”
という設定ファイルの内容を編集して行います。

【書式】
“キーワード”=”パラメータ”
これらの値は、システムのネットワークが動作を開始するときに読み込まれます。 ひとつの設定値は一行に記述します。各行の記述の順序の指定は特にありません。
“#” で始まる行はコメント行です。

【各キーワードの意味とパラメータについて】
≫ “NETWORKING”...ネットワーク機能の利用の有無
CentOS6の色々な設定の中には、このように、 「そんなの当たり前でしょ。」 的なものが結構あります。人間にとって解り切ったことでも、機械には教えてあげなければ解ってくれないことがたくさんあるということです。  構築中のLinuxサーバー のシステムが、ネットワーク機能を利用するかどうかの設定です。 “yes” または “no” で指定します。当然、
NETWORKING=yes
となります。

≫ “HOSTNAME”...ホスト名の設定
この CentOS6 のシステムの、 ホスト名 ( FQDN )を設定します。
このパラメータは、CentOS6のシステムと、システム上で動作する アプリケーション の多くがホスト名の デフォルト として参照します。
CentOS6の インストール で、ネットワークの設定のステップ  を行っていれば、また後から NIC の設定を行っていれば 、ホスト名は “web1.obenri.com” になっているはずです。
もしも設定されていないければ、
HOSTNAME=web1.obenri.com
のように、  の考え方に基づいてホスト名を定め、記述します。

≫ “GATEWAY”...ゲートウェイアドレスの値
構築中のLinuxサーバー のシステムの、 ゲートウェイアドレス を設定します。
このパラメータは、 “/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth?” で、キーワード “GATEWAY” が設定されていない場合の デフォルト との設定なります。
つまり、 “/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth?”
にきちんと設定されていればこのパラメータは不要ですが、念のため設定しておくことをおすすめします。
GATEWAY=192.168.100.1
と記述します。

CentOS6 の インストール を行うとき、ネットワークの設定  の説明通りに設定が行われていれば、基本的に修正の必要はないはずです。