ネットワークを設定しよう!!

構築中のLinuxサーバー が、 名前解決 のために参照する DNSサーバー の設定ファイルが
“/etc/resolv.conf”
です。

以前のバージョンの CentOS では、直接この “/etc/resolv.conf” に参照するDNSサーバーのIPアドレスなどを記述していましたが、CentOS6では NetworkManager が有効になっていると、ネットワークが起動するときに “/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0” に記述されている、
DNS1=xxx.xxx.xxx.xxx
DNS2=yyy.yyy.yyy.yyy
DOMAIN=○○○.com
の設定が、 “/etc/resolv.conf” の中に
nameserver xxx.xxx.xxx.xxx
nameserver yyy.yyy.yyy.yyy
search ○○○.com
と転写され、機能するように仕様変更されています。
つまり通常はこの “/etc/resolv.conf” を直接書き換える必要はありません。

【書式】
“nameserver IPアドレス ”
キーワード “nameserver” とパラメータである “IPアドレス” は間をスペースまたはTABで区切って、一行毎に一つのパラメータを記述して参照するDNSサーバーをIPアドレスで指定します。
キーワードは複数設定可能で、上の行に記述されたDNSサーバーから順に参照されます。
DNS検索パスの部分の書式は、
“search ドメイン名 ” で指定します。
ここに、例えば
“seaech ○○○.com”
と記述したとすると、DNSサーバーで名前解決を行うとき、 “www.○○○.com” といった FQDN ではなく、 “www” というホスト名だけでも、その後ろにキーワード “.○○○.com” を補完して名前解決を行ってくれます。
このキーワードは、 LAN 内に自前のDNSサーバーを設置し、そのDNSサーバーにサブネット内とサブネット外とで異なる名前解決を行わせるときなどには有効なことがありますが、自分でDNSサーバーを設置していない現時点では、任意です。
“#” で始まる行はコメント行です。

NetworkManager が有効になっていると、直接書き換えた内容は、ホスト機を再起動したり、ネットワーク接続の再起動を行ったりすると、自動的に “/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0” で上書きされてしまう点に注意してください。